体が硬い人でもピラティスはできる?柔軟性UPにピラティスがおすすめな理由

「体が硬いけど、ピラティスを始めても大丈夫?」

「前屈しても手が床につかない……」

「ストレッチをしているけど、なかなか柔らかくならない」

ピラティスというと、身体が柔らかく、しなやかに動ける人が行うイメージがあるかもしれません。

しかし、体が硬いからピラティスができないということはありません。

むしろピラティスは、身体をただ伸ばすのではなく、呼吸や姿勢、体幹、関節の動きなどを意識しながら全身を動かしていくため、柔軟性を高めたい方にも取り入れやすい運動です。

今回は、ピラティススタジオの立場から、体が硬い人でもピラティスができる理由と、柔軟性UPにおすすめな理由について分かりやすく解説します。

目次

体が硬い人でもピラティスはできる?

”体が柔らかい人がやるもの”というイメージがあるピラティスですが、実際には体の柔軟性に関係なく始めることができます。

体が硬いことはピラティスのデメリットではありません!

ピラティスをやるにあたり、最初から体が柔らかい必要はありません。

例えば、

  • 前屈が苦手
  • 肩が上がりにくい
  • 股関節が硬い
  • 背中を丸めにくい
  • あぐらが苦手

という方でも、自分の身体の状態に合わせてエクササイズを行うことができます。

ピラティスで大切なのは、「どこまで身体を柔らかく動かせるか」だけではありません。

今の体がどのように動いているのかを知り、その範囲の中で正しくコントロールすることも重要です。

柔らかくなってから始める必要はありません

「もう少し身体が柔らかくなってからピラティスを始めよう」と考えてしまう方もいます。

しかし、それでは始めるタイミングを逃してしまうことも・・・

ピラティスでは、少しずつ自分自身の体への理解を深めていく運動です

最初から完璧な動きを目指す必要はありません。
このブログを書いている私も最初から完璧に動けたわけではないのです。

まずは無理なく動かせる範囲から始めて、徐々に動きの幅を広げていきましょう。

なぜ「体が硬い」と感じるの?

「体が硬い」と感じると、筋肉が硬くなっていることだけが原因だと思ってしまいがちです。

しかし、体の動かしにくさには、さまざまな要素が関係しています。

柔軟性だけが原因とは限りません

例えば、「前屈が苦手」という場合でも、以下の要因が考えられます。

  • 太ももの裏が伸びにくい
  • 股関節が動きにくい
  • 骨盤を動かしにくい
  • 背骨が動きにくい
  • 体の使い方に慣れていない

そのため、「前屈ができないから太ももの裏が硬い」と決めつけることはできないのです。

硬くなっている要因が体のどこかに潜んでいるのでそれを改善することも一つ。

さらには、体のどの部分が、どの方向に動きにくいのかを確認することも大切です。

普段の姿勢や生活習慣も関係します

日常生活で同じ姿勢を長時間続けていることも、身体の動かしにくさにつながる場合があります

例えば、デスクワークやスマートフォンの使用などで座っている時間が長くなると、体を大きく動かす機会が少なくなります。結果として、背骨や股関節、肩甲骨などを動かす機会も減ってしまうのです。

ピラティスでは、普段あまり動かしていない部分も意識しながら、全身をさまざまな方向へ動かしていきます。

柔軟性UPにピラティスがおすすめな理由

では、なぜ柔軟性を高めたい方にピラティスがおすすめなのでしょうか。

ポイントは、単純に筋肉を伸ばすだけではなく、体を動かしながら柔軟性を高めていくことです。

体を動かしながら柔軟性を高められる

ストレッチでは、筋肉をゆっくり伸ばして柔軟性を高めていきます。

一方、ピラティスでは、体を自分で動かしながら関節の動きや筋肉のコントロールを意識します。

例えば、

  • 背骨を丸めるや伸ばす
  • 体をひねる
  • 股関節を動かす
  • 肩甲骨を動かす

などといった動きを行います。

単に「柔らかい身体」を目指すのではなく、自分自身で体を動かせる範囲を広げていくことにつながります。

柔軟性と体のコントロールを同時に考えられる

体が柔らかくても、その範囲を自分でコントロールできなければ、動作の中で十分に活用できないことがあります。

そこで重要になるのが「柔軟性」と「体のコントロール」です。

ピラティスでは、体を安定させながら手足を動かすなど、柔軟性だけではなく体全体の協調性も意識します。

「柔らかくする」だけでなく、「柔らかく動かせる体」を目指せることが、ピラティスの特徴です。

ピラティスでは体幹・インナーマッスルも重要

柔軟性UPというと、ストレッチだけをイメージするかもしれません。

しかし、体をスムーズに動かすためには、体幹の安定性も重要です。

体幹を安定させながら手足を動かす

ピラティスでは、体の中心である体幹(インナーマッスル)を意識しながら、手足を動かすエクササイズが多くあります。

体を安定させる筋肉が適切に働くことで、手足や背骨などがスムーズに動かしやすくなります

ただ、「インナーマッスルを鍛えれば身体が柔らかくなる」という単純なものではありません。

体幹の安定性、関節の動き、呼吸、筋肉のコントロールなどを組み合わせて考えることが大切になってきます。

力みすぎない体の使い方を学ぶ

体が硬い方の中には、動こうとすると必要以上に力が入ってしまう方もいます。

例えば、肩を動かしたいのに首や肩に力が入ってしまったり、股関節を動かしたいのに腰や骨盤まで大きく動いてしまうことがよくあります。

ピラティスでは、必要な部分を安定させながら、動かしたい部分を動かすといった運動学習を行います。

こうした体のコントロールを身につけることも、動きやすさを考えるうえで大切です。

ストレッチとピラティスの違いは?

「柔軟性を高めたいなら、ストレッチとピラティスのどちらがいいの?」と疑問に感じる方もいるでしょう。

ストレッチは体を伸ばす、ピラティスは体を思うように動かす

ストレッチは、筋肉などを伸ばすことを目的とした運動です。

一方でピラティスは、呼吸や姿勢を意識しながら、体をさまざまな方向へ動かしていきます。

そのため、どちらか一方だけを行うのではなく、

「伸ばす」+「動かす」

という考え方で取り入れるのも一つの方法です。

柔軟性だけを追い求めなくても大丈夫

「前屈で手が床につくようになりたい」と考える方もいると思います。

もちろん柔軟性の変化を確認する指標の一つにはなります。

しかし、柔軟性は前屈の深さだけで判断できるものではありません。

肩が動かしやすくなった、背中をひねりやすくなった、股関節が動かしやすくなったなど、日常生活で体を動かしやすくなった感覚も大切にしてみましょう

猫背などの姿勢も柔軟性に関係する?

「体が硬い」と感じている方の中には、猫背や姿勢の崩れが気になっている方も少なくありません。

姿勢と体の動きは、お互いに関係しています。

猫背では背骨や胸郭の動きに注目

猫背になると、背中が丸くなった状態をイメージすると思います。

しかし、姿勢を見るときには背中だけでなく、胸郭や肩甲骨、骨盤などの位置関係も重要です。

ピラティスでは、背骨を丸めたり伸ばしたり、身体をひねったりしながら、背骨や胸郭の動きを引き出していきます。「背筋を伸ばす」だけではなく、背骨そのものを動かすことも意識してみましょう。

姿勢を固定するのではなく、動ける身体を目指す

姿勢改善というと、「常に正しい姿勢を維持する」というイメージがあるかもしれません。

しかし、日常生活では座る、立つ、歩く、しゃがむなど、さまざまな動作を行います。

そのため、一つの姿勢を固定するよりも、状況に合わせて体を動かせることが大切です。

ピラティスでは、体をさまざまな方向へ動かしながら、体をコントロールする能力を身につけていきます。

体が硬い人がピラティスをするときの注意点

体の硬い方がピラティスを始める際には、「早く柔らかくなりたい」という気持ちから無理をしないことが大切です。

無理に体を伸ばさない

体が硬いと、「もっと伸ばさなければ」と思ってしまいます。

しかし、痛みが出るほど無理に伸ばす必要はありません。

まずは自分が無理なく動かせる範囲を確認し、その範囲で丁寧に身体を動かしましょう

柔軟性UPを目指すなら継続が大切

柔軟性は、1回のレッスンでも変化はありますが、それを維持することも大切です。

1回のレッスンは、50〜60分です。

次にレッスンするまでの残りの時間に体を動かさない習慣があるとレッスンで調整した姿勢が崩れてしまいます。

無理なく続けられる運動習慣を作る

柔軟性を高めたいのであれば、短期間で無理をするよりも、継続的に体を動かすことが大切です。

ピラティスを習慣にすることで、

  • 体を動かす機会が増える
  • 自分の体を意識するようになる
  • 姿勢を見直すきっかけになる
  • 関節をさまざまな方向へ動かす機会が増える

など、日常生活にも変化が生まれます。

「柔らかさ」だけでなく「動きやすさ」を確認する

柔軟性UPを目指すときは、数値や前屈の深さだけに注目しないことも大切です。

「以前より肩を動かしやすい」
「背中をひねりやすくなった」
「しゃがみやすくなった」

など、普段の生活の中で感じる変化にも目を向けてみましょう!

まとめ|体が硬い人こそピラティスで柔軟性UPを!

「体が硬いからピラティスはできない」

そんな心配をする必要はありません。

ピラティスは、身体が柔らかい人だけが行う運動ではありません。

呼吸を意識しながら、体幹やインナーマッスルを使い、背骨・肩甲骨・股関節などを動かしていくことで、身体の使い方を見直すことができます。

柔軟性を高めたい方も、単純に体を伸ばすだけではなく、以下のような視点を持つことも大切です。

  • 体を動かす
  • 関節を適切に動かす
  • 体幹を安定させる
  • 力みすぎない
  • 自分の体をコントロールする

「体が硬いから恥ずかしい」
「ピラティスについていけるか不安」

という方も、まずは無理なく動かせる範囲から始めてみましょう。

柔らかくなってからピラティスをするのではなく、ピラティスを通して、少しずつ動きやすい身体を目指していく。

それが、柔軟性UPを考えるうえでの一つの方法です。

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