ピラティスとは? 初心者にもわかりやすく徹底解説!

「ピラティスとは何だろう?」

「体に良さそうだけど、私にもできるの?」
そんな疑問や不安を感じて、このページにたどり着いた方も多いのではないでしょうか。

ピラティスは、年齢や運動経験を問わず始められ、姿勢改善・身体の不調予防・身体の使い方の改善を目的としたエクササイズです。
この記事では、ピラティススタジオの視点から、ピラティスの基本・効果・種類・起源までを分かりやすく解説します。

目次

ピラティスとは?

ピラティスとは、主に身体の深層部(インナーマッスル)を意識しながら、正しい姿勢と動きを身につけるエクササイズです。
激しい動きや反動を使わず、ゆっくりとした動きで、呼吸や集中・身体のコントロールを大切にしながら行うのが大きな特徴です。

リハビリ発祥のメソッド

もともとピラティスは、第一次世界大戦中の負傷兵のリハビリテーションが始まりと言われており、ケガや身体の不調を抱える人の機能回復や再発予防を目的に考えられました。

身体の表面的な動きだけではなく、深層筋(インナーマッスル)や神経系への意識を高めながら「全身をコントロールする力」心身を統合的に整える」トレーニングです。

関節の動き・体のクセ・左右差にも丁寧にアプローチし、筋肉を鍛えるだけではなく、脳に動きを覚えさせ、反射的に身体が使えるように運動を反復して行う身体強化トレーニングでもあります。

ピラティスの効果

ピラティスは、姿勢改善や筋力強化、柔軟性向上、ストレス軽減など多方面で効果を発揮するエクササイズです。

継続することで見た目だけでなく身体の内側からの変化を実感しやすくなります。
ここでは、多くの方が感じやすい代表的な効果をご紹介します。

姿勢改善・バランス能力の向上

ピラティスでは、背骨や肩・股関節・骨盤などを正しく動かしていくことで、ヒトが効率よく生活できる本来あるべき姿勢へと導いてくれます。

その結果、猫背や反り腰などの姿勢の崩れにアプローチでき、自然と美しい姿勢を保ちやすい身体へと変わってい久野です。

また、ピラティスでは、深層筋(インナーマッスル)を強化し、身体の中心(コア)を安定させることでバランス能力UPも期待できます。バランス能力が高まると、日常生活動作の安定や転倒予防にもつながります。

肩こり・腰痛など不調予防

猫背や頭が前に出ている姿勢は、本来あるべき姿勢でないことが考えられます。

背骨は綺麗なS字カーブを描いており、その上に頭がのることで不調のない姿勢が負担の軽減された姿勢となります。背骨も整え、インナーマッスルも働くことで、各関節や筋肉への負担が分散されます。
デスクワークや立ち仕事で起こりやすい肩こり・腰の違和感を予防しやすくなるのも、ピラティスの大きな魅力です。

柔軟性と関節の動きUP

ピラティスは、ストレッチを含んだエクササイズも多くあり、柔軟性UPも期待できます。

柔軟性が上がることで各関節の可動域も上がり、怪我予防や日常生活動作もスムーズに行えるでしょう!

ストレッチにも”静的”と”動的”の2種類があります。

ピラティスには、どちらの要素もあるのですがやはり、動きを伴いながら伸ばすといった”動的ストレッチ”を行えるのも特徴です。

動きを伴うので、同時に筋肉の温度も高まり、関節の動きが上がるといった効果も期待できます。

ピラティスでは、必要な筋肉を必要な分だけ使うことで、引き締まった・しなやかな身体づくりを目指します。

呼吸が深くなり、自律神経にも好影響

ピラティスでは、呼吸を意識しながら動きに繋げていく運動です。

姿勢が悪くなると胸郭の柔軟性も下がり、浅い呼吸になってしまいます。

浅い呼吸は、交感神経優位(常に身体は興奮・活動モード)になり、呼吸が速くなるや心拍数が上がるなどといったことが起きます。

これらが積み重なると精神的や身体的ストレスの増加、肩こり、疲れやすさにつながっていくのです。

ピラティスによって深い呼吸を行うことで副交感神経優位(身体はリラックスモード)となり、心拍数を下げて血圧を安定させる・睡眠の質を高めるなどの効果が得られます。

呼吸が整うことで、日常生活での疲れやストレスを感じにくくなる方も少なくありません。

マットピラティスの特徴

マットピラティスは、自分の体重を負荷として使うため、身体のコントロール力が求められます。

初心者には少し難しいイメージがありますが、マットピラティスならではの特徴が多くあります。

コストが安い

マットピラティスでは、マット以外の道具は必要ないのでコストを抑えてピラティスができます。

自宅でも取り組みやすい

マット1枚あれば、場所を問わず、いつでもどこでも取り組めるのが最大の特徴です。

今では、オンラインレッスンもあるので直接、インストラクターから指導できるのもメリットです。

プロップスを使うことでさらに動きの質が改善

「プロップス」という小道具を使うことによって強度も上がり、エクササイズのバリエーションを増やすことが可能です。負荷量の調整もできますし、特定の部位に対しての意識づけにもなります。

主な小道具としては、ピラティスリング・フォームローラー(ストレッチポール)・ヨガブロックなどがあります。それぞれ使うことでさまざまなメリットもありますのでマットピラティスでは物足りないかなという方にはもってこいです。

マシンピラティスの特徴

マシンピラティスは、マットピラティスとは異なり、スプリング(ばね)やバーなどによる負荷量調整や運動方向の誘導が可能なため、初心者から経験者まで幅広く対応できます。

よく使われるマシンをご紹介します!

リフォーマー(Reformer)

リフォーマーとは、簡単に言いますと「動くベッド」のようなマシンです。

キャリッジと呼ばれる台座がバネとループが接続されており、バネで負荷量の調整を行い、ループで手足を動かすことによって身体へ適切な動きを覚えさせることができます。

エクササイズ数も多く、バリエーションも多岐に渡るのであらゆる身体機能の改善に適応できます!

キャデラック(Cadillac)

キャデラックは、フレーム付きのベッド型マシンです。

スプリングやロールダウンバー、プッシュスルーバーといったものが取り付けられています。

リフォーマーとは違い、座面が動かない分、身体の動かし方に集中できるので初心者にはおすすめのエクササイズマシンになります!

チェアー(Chair)

その名の通り、椅子型のマシンになります。

スプリング付きペダルが椅子の下についており、コンパクトでスペースをとらないのも特徴です。

コア(体幹の安定)を意識しながら動くので体幹の安定性を強化できます!

また、四肢の動きと連動させるので全身のコーディネーション能力も向上します。

初心者にはマシンピラティスがおすすめ!

マシンピラティスは、スプリング(ばね)やループの補助があるため、初心者の方には身体の適切な動かし方を学習しやすいです。マシンにて動かし方を学び、マットピラティスに移行することでより身体のパフォーマンスUPに繋がっていきます。

マシンピラティスは、マットピラティスと比較してコストがかかりますが、早期に効果が期待できます。

身体への変化や効果を実感できるのは、個人差がありますが、ピラティスは長く継続することでしっかりと変化を感じられ、健康的な身体を獲得でき、一生の財産となります!

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